The 31st Congress of the Japanese Society of Gerodontology

The 31st Congress of the Japanese Society of Gerodontology

Nov 7 - Nov 8, 2020Held Online
The Congress of the Japanese Society of Gerodontology
The 31st Congress of the Japanese Society of Gerodontology

The 31st Congress of the Japanese Society of Gerodontology

Nov 7 - Nov 8, 2020Held Online

[KSY-05]これからの老年歯科医学について考える

○渡邊 裕1(1. 北海道大学 大学院歯学研究院 口腔健康科学分野 高齢者歯科学教室)
この30年をふり返ると日本人の平均寿命は75歳から84歳と9年延伸し、高齢化率も10%から28%となった。歯科においても8020達成者は8.2%から51.2%と急伸した。その間、老年歯科医学はいくつかのターニングポイントを迎えている。一つは米山武義先生によって口腔のケアの肺炎予防に関する効果が明らかにされたことである。これにより他職種がう蝕や歯周病以外で口の健康に関心を向けるようになり、歯科と他職種との連携が大きく進むことになった。これと同時期に金子芳洋先生を中心に摂食嚥下リハビリテーションが歯科医科連携の中で創造され、誤嚥というキーワードとともに、摂食嚥下リハビリテーションが急速に歯科に浸透し、歯科医学教育が大きく変わることとなった。また渡邉郁馬先生を中心としたグループによって口腔機能の低下と要介護状態発生との関連が報告され、介護保険の中に口腔機能向上や口腔衛生管理が位置づけられ、介護現場や地域包括ケアシステムの中で歯科医師、歯科衛生士が活動する場が広がった。本シンポジュウムでは、これら経緯をふまえ、これからの老年歯科医学が進むべき道について考えてみたいと思います。(COI開示:なし)