第47回日本股関節学会学術集会

第47回日本股関節学会学術集会

Oct 23 - Nov 30, 2020
第47回日本股関節学会学術集会

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Oct 23 - Nov 30, 2020

[1-1-SY5-1]Implant selection for internal fixation of femoral neck fracture

Etsuo Shoda(Dept. of Orthop. Surg. / Ortopaedic Trauma Center, Hyogo Prefectural Nishinomiya Hospital)
大腿骨頚部骨折の治療において、高齢者の転位型では人工骨頭置換術や人工関節置換術が選択される。骨接合術は、非転位型では若年者だけではなく、高齢者でも行われ、若年者の転位型では徒手整復あるいは観血的整復後に行なわれる。コツ接合術では、cannulated cancellous screwやHansson pinによるmultiple pinningかサイドプレートのついた角度安定性のあるインプラントによる固定がおこなわれる。Cannulated cancellous screwによる固定では、通常3本のscrewを逆三角形に挿入するが、下方に挿入されるscrewは刺入部の大腿骨外側、頚部内側骨皮質、骨頭の軟骨下骨の3点で支持を得て、骨頭の内反転位を防ぐ。また、後上方にscrewを挿入することで骨頭の後捻を防止する。Hansson pinは2本であるが、同じような部位に挿入される。Multiple pinningはPauwelsのI、II型には良い適応であるが、Pauwels III型では頚部内側骨皮質での支持が得られなくなるために角度安定性のあるインプラントの使用が推奨される。角度安定性のあるインプラントとしてはsliding hip screwが以前から使用されており、回旋防止にcannulated cancellous screwが追加されることもあった。しかし、最近ではlag screwの代わりに回旋が起きにくいbladeを用いたものやTwin hookのようなインプラントも使われている。また、短いサイドプレートを持った各種インプラントが使用されるようになってきている。大腿骨頚部骨折に対して骨接合術が行われるようになったのは、1931年にSmith-Petersenが三翼釘を開発し、Johanssonがこの三翼釘をcannulatedにしてからであり、その歴史についても報告する。