第47回日本股関節学会学術集会

第47回日本股関節学会学術集会

Oct 23 - Nov 30, 2020
第47回日本股関節学会学術集会

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Oct 23 - Nov 30, 2020

[1-1-SY5-5]Clinical practice guideline on the diagnosis, treatment of femoral neck and trochanteric fractures, 3rd Edition

Hisayoshi Inoue(Dept. of Orthop. Surg., Sendai Tokushukai Hospital)
 大腿骨頸部/転子部骨折診療ガイドライン第3版は、骨粗鬆症を基盤として発生する高齢者大腿骨頚部/転子部骨折を対象とし、整形外科専門医のみならず、その他の一般臨床医および患者に益すること、臨床医が実地で使用しやすいこと、疫学から診断、治療、退院後の管理までのすべてをカバーする内容であることと日本の診療の実情に合致することを目指した。『Minds 診療ガイドライン作成マニュアル2017』によると、診療ガイドラインの定義として「診療上の重要度の高い医療行為について、エビデンスのシステマティックレビューとその総体評価、益と害のバランスなどを考量して、患者と医療者の意思決定を支援するために最適と考えられる推奨を提示する文書」としている。第3版ではこれに従い、エビデンス単独で評価するのではなく、それに加えて「益と害のバランス」を考慮した。演者の担当する第6章大腿骨頸部骨折の治療は、4のClinical Question(CQ)と15の解説からなる。各CQに関してアウトカムを設定してその相対的重要性を評価して点数化し、推奨決定の際の参考にした。また前版でCQとされていたもので新しい手引きに従うとCQとして設定することが適切でないものは「解説」として記載した。作成された構造化抄録をもとに、設定したアウトカムについて記載のある論文を採択し、システマティックレビューの記載とメタアナリシスを行った。今回、策定員会会議での論議を加えて解説する。