第47回日本股関節学会学術集会

第47回日本股関節学会学術集会

Oct 23 - Nov 30, 2020
第47回日本股関節学会学術集会

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Oct 23 - Nov 30, 2020

[2-1-SY7-3]Treatment of the bone tumors of femoral head

Munenori Watanuki, Shinichirou Yoshida, Daisuke Chiba, Kazuyoshi Baba, Eiji Itoi(Dept. of Orthop. Surg., Tohoku Univ. Graduate School of Medicine)
大腿骨頭に発生する骨腫瘍や腫瘍類似病変には軟骨下嚢胞、ジオード、herniation pit、線維性異形成、動脈瘤様骨嚢腫、骨巨細胞腫、孤立性骨嚢胞、類骨骨腫、骨芽細胞腫、明細胞軟骨肉腫、軟骨肉腫、骨肉腫、ユーイング肉腫などがある。基本的な治療方針は他の部位の骨腫瘍と同じであり、病変が良性か悪性かによって大きく分かれる。悪性腫瘍であれば周囲にマージンを付けた広範切除術が検討される。一方、良性腫瘍・腫瘍類似疾患では活動性の高い病変や病的骨折のリスクの高い病変に対して掻爬術/拡大掻爬術が選択される。病変の良悪性にかかわらず、股関節機能の温存のためには切除後に生じる骨欠損に対する強固な再建が必要になることが多い。悪性骨腫瘍では骨頭に限局した病変であっても大腿骨頚部までの切除は避けられないため、人工骨頭または人工股関節による再建がおもに行われる。転子部~骨幹部まで切除を要する症例については、腫瘍型人工関節による再建のほかに液体窒素処理自家骨を用いた生物学的再建も行われている。良性骨腫瘍・腫瘍類似病変では腫瘍の好発年齢が小児~若年成人であることから、できる限り関節軟骨、成長軟骨を温存した生物学的再建が行われている。病変の部位、大きさ、成長軟骨残存の有無などにより選択可能な方法は変化する。ラジオ波焼灼療法や股関節鏡視下切除からSurgical dislocation+trapdoor法までさまざまな手術方法が報告されている。本シンポジュウムでは大腿骨頭腫瘍の手術方法、再建方法について具体的な例を挙げながら解説する。