The 15th Annual Meeting of Japan Academy of Critical Care Nursing

The 15th Annual Meeting of Japan Academy of Critical Care Nursing

Jun 15 - Jun 16, 2019別府国際コンベンションセンター B-Con Plaza
Japan Academy of Critical Care Nursing
The 15th Annual Meeting of Japan Academy of Critical Care Nursing

The 15th Annual Meeting of Japan Academy of Critical Care Nursing

Jun 15 - Jun 16, 2019別府国際コンベンションセンター B-Con Plaza

[EL4]EL4

○浅香 えみ子1(1. 獨協医科大学埼玉医療センター)
 看護師の育成を考える上で、目指すべき像は自立した看護師の姿です。自立とは、自らの力で問題解決ができる力をもつ状態であり、看護実践、看護師・人としての成長の問題点を自力で解決できる状態と考えます。
 臨床における看護師の育成は看護実践の質に大きく影響するものであり、その手段に関心が寄せられています。そして、より効果的な手段を模索し、様々な研修方法が提案されています。
 人材育成の状況は、業務量の増加、求められる役割の増加に伴い取り組むべき課題が増える一方で、働き方改革が進む中で人材育成に関わる業務は勤務時間内に制限され確保できる時間は減少しています。このような背景から、人材育成を効果的かつ効率的に行う方法の選択が課題として考えられます。
 成果につながる学習支援を臨床現場で試行錯誤してきた中で、オリエンテーションと学習の混在、学ぶ力と現場の教育力の不足を感じています。この対応としてインストラクショナルデザインや学習環境デザイン、学習者の動機付け、経験学習といった知見に触れ、現場の教育・学習システムの改善を試みてきました。この試行錯誤の過程から現場の学習体制の課題と改善の方向性を私見を含めてお伝えしたいと思います。
 クリティカルケア領域に特化した教育手段を構築するのではなく、個々の看護師をクリティカルケアの実践を通して育成するという考え方に立つことで、これからの現場教育が目指すべきミッションが見え、臨床の人材育成の在り方が明らかになってくると考えます。キーワードは“思考の転用”“学び方の学び”の支援です。
 看護師の育成は臨床に立った時から始まるものではありません。Goal baseの考えに基づき看護師を目指した時から始まる看護師育成が現場教育のミッションを意味あるものにすると考え、臨床が担うべき基礎教育における役割に言及したいと思います。