[W1-01]早期人工呼吸器離脱に向けての取り組み「人工呼吸器装着患者の実態調査」
○高橋 佳樹1、有馬 明1(1. 一般財団法人平成紫川会 小倉記念病院)
【目的】当院CCUは、心不全治療が困難となり人工呼吸器装着を余儀なくされた患者や、超急性期を脱した後に人工呼吸器が離脱できない患者を看ることが多く、人工呼吸器からの離脱については主治医の判断に一任しており、人工呼吸器装着期間が長期になることや、離脱までの過程もさまざまであると感じている。 そこで、当院CCUでは安全かつ早期の人工呼吸器離脱を目指すために、鎮静覚醒トライアル(以下SATとする)/自発呼吸トライアル(以下SBTとする)プロトコルの導入をしたいと考えている。そのために、まずは2020年の人工呼吸器管理となった患者の実態を調査したいと考えた。 人工呼吸器装着患者の実態調査を行い得られた結果をもとに、早期の人工呼吸器離脱、SAT/SBTプロトコル導入に向けて対策を行い、看護ケアの向上、安全な医療の提供につなげていきたい。
【方法】対象は2020年1月~12月までに当院CCUに入室した人工呼吸器装着患者を対象とした。調査項目は患者背景、入室・入院状況、人工呼吸器に関する項目、鎮静・鎮痛に関する項目、血液データに関する項目、および抜管後に関する項目に関して独自の調査用紙を用いて調査し記述統計を行った。 本研究は院内看護研究倫理推進委員会の承認を得た。対象者にオプトアウトを提示し、調査用紙は個人名が特定されないように暗号化し、第三者が閲覧できないようにした。
【結果】対象期間中にCCUに入室し人工呼吸器装着した患者数は延べ39例であった。そのうち抜管できた症例は19例であり、抜管に至らなかった症例は14例。抜管後に再挿管となった症例は3例、抜管できずに気管切開を行いその後人工呼吸器離脱した症例が3例あった。全症例の平均人工呼吸器装着期間は24.2日。抜管できた症例で挿管期間の平均は6.6日であった。全症例のうち人工呼吸器装着中に人工呼吸器設定をCPAPにしてSBTを行っている症例は12例(約30%)で、人工呼吸器装着中に鎮静剤の増減(SAT)を行えていた症例は2例(約5%)であった。抜管が行えなかった症例で、抜管できなかった原因として多かったのは低酸素脳症で自発呼吸が確認できなかった症例で6例あった。
【考察・結論】今回の調査で当院CCUではSBT実施率が低く、さらにSATに関してはほとんど行えていないということが分かった。人工呼吸器離脱に向けたプロトコルはいくつか提唱されており、人工呼吸器離脱に際してSBTとSATを組み合わせて行うことで人工呼吸器装着期間や、在院日数の短縮、人工呼吸器関連肺炎(VAP)の減少などを認めている。人工呼吸器装着期間は疾患や病態によってばらつきがみられたが、どの症例でも人工呼吸器装着後に早期から離脱に向けた評価・取り組みを行っていく必要があり、当院CCUでSAT/SBTプロトコルの作成・導入を行うことで人工呼吸器の早期離脱につなげられるのではないかと考える。
【方法】対象は2020年1月~12月までに当院CCUに入室した人工呼吸器装着患者を対象とした。調査項目は患者背景、入室・入院状況、人工呼吸器に関する項目、鎮静・鎮痛に関する項目、血液データに関する項目、および抜管後に関する項目に関して独自の調査用紙を用いて調査し記述統計を行った。 本研究は院内看護研究倫理推進委員会の承認を得た。対象者にオプトアウトを提示し、調査用紙は個人名が特定されないように暗号化し、第三者が閲覧できないようにした。
【結果】対象期間中にCCUに入室し人工呼吸器装着した患者数は延べ39例であった。そのうち抜管できた症例は19例であり、抜管に至らなかった症例は14例。抜管後に再挿管となった症例は3例、抜管できずに気管切開を行いその後人工呼吸器離脱した症例が3例あった。全症例の平均人工呼吸器装着期間は24.2日。抜管できた症例で挿管期間の平均は6.6日であった。全症例のうち人工呼吸器装着中に人工呼吸器設定をCPAPにしてSBTを行っている症例は12例(約30%)で、人工呼吸器装着中に鎮静剤の増減(SAT)を行えていた症例は2例(約5%)であった。抜管が行えなかった症例で、抜管できなかった原因として多かったのは低酸素脳症で自発呼吸が確認できなかった症例で6例あった。
【考察・結論】今回の調査で当院CCUではSBT実施率が低く、さらにSATに関してはほとんど行えていないということが分かった。人工呼吸器離脱に向けたプロトコルはいくつか提唱されており、人工呼吸器離脱に際してSBTとSATを組み合わせて行うことで人工呼吸器装着期間や、在院日数の短縮、人工呼吸器関連肺炎(VAP)の減少などを認めている。人工呼吸器装着期間は疾患や病態によってばらつきがみられたが、どの症例でも人工呼吸器装着後に早期から離脱に向けた評価・取り組みを行っていく必要があり、当院CCUでSAT/SBTプロトコルの作成・導入を行うことで人工呼吸器の早期離脱につなげられるのではないかと考える。
