the 35th JASID Annual Conference and the 14th JAHSS Annual Conference

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Nov 9 - Nov 10, 2024JICA Sadako Ogata Peace and Development Institute, Hosei University Ichigaya Campus, Tokyo
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Nov 9 - Nov 10, 2024JICA Sadako Ogata Peace and Development Institute, Hosei University Ichigaya Campus, Tokyo

[2A208]Global Governance in Development Aid : an analysis of OECD/DAC and recepient country

*Masumi OWA1(1. Chukyo University)

Keywords:

Global Governance,Aid Coordination,OECD/DAC,Uganda

1. 研究の背景およびリサーチクエスチョン
 OECD/DACが設立した1961年以来、二国間ドナーは援助のアンタイド化や援助効果向上のためのパリ宣言等、開発援助の国際規範を合意してきた。しかしながら、2000年代後半以降、新興国を中心としたOECDに非加盟の新興援助国の出現により、OECD/DACの影響力が低下している。また、被援助国においては、新興援助国とDACドナー諸国との協調は見られない。このような背景の下、本研究では、開発援助のグローバル・ガバナンスがなぜ、どのように変化しているかについて、特に「援助協調」の観点から分析する。

2. 資料・情報および分析方法 
 本研究は、OECD/DACや援助協調に関連する既存文献をレビューするとともに、2023年8-9月のウガンダでの調査及び2023年3月、2024年3月のOECD/DACでの調査で実施した国際公務員、政府機関職員、NGO関係者などに対するインタビューを基に分析する。

3. 得られた知見  
 OECD/DACは”The Classical Sunset Organization”(Mahbubani, K., 2012) にならないように、自らの影響力を高めるために様々な組織変革を実施しており、これまでの伝統的ドナーだけでなく非DAC諸国も含めたマルチ・ステークホルダー・パートナーシップ型のフォーラムや新たな加盟国も増加しており、DACの規範もより緩やかなものに変化しつつある。他方で、ドナー諸国から優等国として評価され援助を受けてきたウガンダにおいては、2010年中頃から汚職や人権問題によりドナー諸国によるコンディショナリティの下に援助が削減・中止されることが相次いでおり、ウガンダ政府とドナー諸国との援助協調に関する政策対話も低下している。 
 OECD/DACとウガンダにおけるこれらの変化の背景には、新興国の台頭が影響しているものの、DACドナー諸国の国内における経済や政治状況の変化により、「国益」重視の援助が主流になりつつあることも考えられる。