[1008]STUDY ON FROST RESISTANCE OF SELF-COMPACTING HIGH PERFORMANCE CONCRETE MADE WITH WATER SOLUBLE CELLULOSE ETHER AND POLYETHYLENE GLYCOL DERIVATIVES
Hironao SAITO1, Kuniaki SAKURAI2, Yu ISAJI2, Hidekazu KONISHI1(1.信越化学工業 2.大林組)
高流動コンクリートに疎水基の多い水溶性セルロースエーテルを用いると,コンクリートの流動性を低下することなく材料分離抵抗性を付与できるが,粗大な気泡の巻き込みが多くなり,耐凍害性が低下する場合がある。そこで,セルロースエーテルに消泡効果が期待できるポリエチレングリコール誘導体を併用することによる耐凍害性の改善効果を検討した。その結果,特定のポリエチレングリコール誘導体は,粗大な気泡を選択的に消泡することができ,セルロースエーテルと併用して用いることで,流動性と材料分離抵抗性を保持したまま耐凍害性を改善できることを示した。
