[1012]Study on bending crack strength of box culverts using ettringite and lime-combined type expansive additive
Takumi MAEDA1, Takayuki HIGUCHI1, Akitoshi ARAKI1, Akihiro HORI1(1.デンカ)
エトリンガイト系膨張材とエトリンガイト・石灰複合系膨張材をそれぞれ用いたボックスカルバートの曲げひび割れ発生荷重について比較検討した。いずれの膨張材を用いたボックスカルバートにおいても,JIS A 5372で規定されるひび割れ荷重を満足し,ひび割れは確認されなかった。エトリンガイト系膨張材に比べて同一の添加量で大きな膨張を付与するエトリンガイト・石灰複合系膨張材は,ケミカルプレストレスが導入されることでボックスカルバートの曲げひび割れ発生荷重が向上した。少ない膨張材量で経済的に曲げひび割れ耐力に優れたボックスカルバートの配合設計ができる可能性が示唆された。
