[1049]Study on Moisture Diffusion Coefficient of Concrete
SO GOTO1, YUUJI MITANI1, MASAHITO TADA1, IPPEI MARUYAMA2(1.太平洋セメント 2.東京大学)
本検討では,直径100mm,厚さ10mmのコンクリート円盤を配列してコンクリート部材を模擬した小型供試体を用いてコンクリート内部の相対湿度を測定し,そのデータにBoltzmann-Matano法を適用することで湿気拡散係数を算出する手法を提示した。また,算出した湿気拡散係数を用いた湿気解析でコンクリート壁部材を模擬した試験体内部の相対湿度を推定し,実験値と比較・評価した。その結果,本手法より定めた湿気拡散係数を用いた湿気解析により,乾燥面からの距離によらず,コンクリート部材内部の相対湿度変化を概ね良く推定できることを明らかにした。
