[1033]Application of low-carbon concrete with CCU powder to construction work
Hiroto TANAKA1, Yasumichi KOSHIRO1, Kenji NAMIKI1, Yuta INOUE1(1.大林組)
カーボンニュートラルの実現に向け,これまで以上にCO2排出量を削減したコンクリートが求められる。高炉スラブ微粉末を高含有してCO2排出量を削減した低炭素型のコンクリートにCO2を吸収・固定したCCU粉体を混入することで,カーボンネガティブを実現できるコンクリートを開発し,長さ40mの打放し仕上げの壁状部材に初適用した。高流動コンクリートとすることで,コンクリートポンプを用いて閉塞なく打込むことができた。また,セパレータ周りの沈降ひび割れは確認されず,仕上がりも良好だった。本適用により,同じ呼び強度の普通コンクリートを用いた場合に比べて,CO2排出量を約106%削減できた。
