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[21p-D901-8]Membrane damage assessment due to surface characteristics of polymeric nanopillars

〇(M1C)Yuito Matsushita1, Tomohiro Shimizu1, Shoso Shingubara1, Takeshi Ito1 (1.Kansai Univ.)

Keywords:

biomimetics,nanopillar,wettability

セミやトンボの翅の表面に存在するナノスケールの構造(ナノピラー)が殺菌・抗菌作用を持つことが明らかとなった.この作用は物理的であるため,抗生物質に耐性を持つ(AMR)細菌に対しても抗菌作用を示すことから新たな抗菌材料として期待されている.実用的に抗菌材料として普及させるには成形,変形が容易であり,かつ安価な樹脂材料でのナノピラーの作製が必要となる.私達は,陽極酸化アルミニウム(AAO)を鋳型に,COP (cyclo-olefin polymer)にナノ構造を転写することで樹脂製のナノピラーを作製してきたが,シリコンに比べて殺菌能力が劣ることが分かった.これは,表面の濡れ性が大きく異なるためと考えられる.今回講演する本研究では,樹脂表面にナノピラーを作製し,表面に極薄いSiO2層を製膜し,表面の濡れ性が与える影響を膜損傷試験(Live/Dead Assay)により評価した.