The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 6 - Jul 8, 2016TOKYO DOME HOTEL
Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 6 - Jul 8, 2016TOKYO DOME HOTEL

[I-S01-03]小児重症心不全症例の病院間連携の経験

進藤 考洋1, 平田 康隆2, 中野 克俊1, 笠神 崇平1, 平田 陽一郎1, 犬塚 亮1, 清水 信隆1, 尾崎 晋一2, 益澤 明広2, 高岡 哲弘2, 小野 稔2(1.東京大学医学部附属病院 小児科, 2.東京大学医学部附属病院 心臓外科)
【背景】重症心不全症例の移植や心室補助装置(以下VAD)は実施施設が限られているため、病院間連携が必須である。【目的】当施設の病院間連携の現状を明らかにする。【方法】2014年1月から2016年1月の間に、移植やVADを含めた心不全治療を検討した15歳未満症例の診療情報を後方視的に検討する。【結果】対象は31例で内訳は、拡張型心筋症16例、その他の心筋症6例、心筋炎後2例、先天性心疾患7例(単心室修復3例)であった。紹介時年齢は1歳2か月(月齢1~14歳)であった。転帰の判明している症例は27例で、移植到達4例(国内2例)、移植待機登録は移植到達例を含めて11例、死亡7例(待機登録2例)あった。VAD到達は9例(EXCOR 4例、Nipro-Toyobo 1例、遠心ポンプ2例、Jarvik2000 2例)、ECMO装着症例が1例であった。希望にも関わらず移植登録に至らない例は11例あり、医学的な適応外と判断した例は7例あった。EXCOR装着を目指した症例は6例あったが、装着に至った症例は4例(うち、1例は他施設で装着)であった。4例中1例は遠心ポンプからEXCORへのconversion、2例は人工呼吸器管理、1例はCPAPを要していた。装着に至らなかった2例は当院搬送直前にECMO装着された例、挿管された例であった。前者は遠心ポンプVADで約390日間生存し、後者は当院搬送翌日にEXCOR装着直前の急変で多臓器不全のために死亡した。また、国内に装着可能なEXCORがないために遠心ポンプVADを行い(他施設)、治療中に死亡した例が1例あった。【考察】EXCORの適応判断については、原疾患、合併症有無の評価を含めて病院間連携が必須である。また搬送リスクの大きな例もあり、搬送日やVAD装着予定日も含めて周到な病院間連携が求められる。EXCOR実施施設間の連携も今後の課題である。