The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 6 - Jul 8, 2016TOKYO DOME HOTEL
Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 52st Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 6 - Jul 8, 2016TOKYO DOME HOTEL

[II-S02-03]Intracoronary Infusion of Autologous Cardiosphere Derived Cells for Single Ventricle Physiology Children

栄徳 隆裕1, 大月 審一1, 馬場 健児1, 近藤 麻衣子1, 栗田 佳彦1, 福嶋 遥佑1, 重光 祐輔1, 平井 健太1, 王 英正2, 佐野 俊二3, 笠原 真悟3(1.岡山大学病院 小児循環器科, 2.岡山大学病院 新医療研究開発センター, 3.岡山大学病院 心臓血管外科)
【背景】2007年にSmithらは臨床応用可能な充分量の幹細胞培養法を確立しCardiosphere Derived Cells(CDCs)と名付けた。その後の研究でヒトのCDCsは右心系に多く存在し、成人より小児の心筋内に多いこと、小児のCDCsは成人に比し再生能力が高いことが報告され、その臨床応用が期待されている。
【臨床試験の概要】
2011年に岡山大学では左心低形成症候群7症例にCDCsを冠動脈注入法により自家移植する第1相臨床試験を行い、その安全性と有効性を報告した。移植は全例で安全に遂行可能であり、右室駆出率が46.9%から54%に有意な改善が得られ、3年間にわたりEF保持が確認された。次に適応をHLHSにとどまらず機能的単心室症にまで拡大し、症例数も34症例に増加した第2相ランダム化比較試験を行い、移植後1年のfollow upをようやく全34例終え、現在効果を解析中である。そして多施設間共同研究を進めているところである。
【カテーテルテクニック】
自己心臓内幹細胞移植の最も特徴的な手技は、CDCsを冠動脈注入する際に冠血流を一時的に遮断する“stop flow”techniqueである。冠動脈内またはその近傍で5F guiding catheterを固定し2.8F temporary occlusion balloon(KUDOS○R)を標的部位まで到達させ、約1分程度冠血流を遮断する。15以上の血圧低下や20以上のHR低下を認めた場合は緊急でballoon deflateを行う。41例(月齢5~70,中央値33ヶ月、体重4.1~15.5、中央値10.1kg)の患者に移植を行い、一過性ST変化を39例、15mmHg以上の血圧低下を18例に、20以上のHR低下を5例に、一過性冠動脈攣縮を8例に認めたがいずれも手技中に改善した。当院で行っている自己心臓内幹細胞移植について、その手技の方法を報告する。