The 54th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 54th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 5 - Jul 7, 2018Pacifico Yokohama
Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
The 54th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 54th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 5 - Jul 7, 2018Pacifico Yokohama

[III-EL04-02]DORVの3D画像診断

石川 友一, 倉岡 彩子, 兒玉 祥彦, 寺師 英子, 佐々木 智章, 鍋嶋 泰典, 鈴木 彩代, 白神 一博, 岩崎 秀紀, 原田 雅子, 豊村 大亮(福岡市立こども病院 循環器科)
いつもDORVの外科治療を考える際,私たち循環器科医の思考順序とは概ね次の2段階を経るのではなかろうか.
1) Biventricular repair(BVR)できるのか,Fontan candidateか
2) BVRできるとしたらどのように修復できるのか
1)についてはまず心室容積や房室弁でふるいにかけられるだろう.解決のめどが立てば2)を考えるが,このDORVのBVRについて苦手意識を持っている人が実に多い。理解しにくいのは次のような理由と推測される.
A) DORV自体を1つの疾患群とする概念と心室大血管の1つの関係を示すという2通りの考えがある
B) Spectrumが広く分類が多岐にわたる
C) 疾患構成単位にTaussig-Bing, posterior TGA等独特の呼称がある
D) 術式に富み分類と1:1対応していない
ここでは3D imagingの強みを最大限活かして理解することを目的に,BVR可能ないわゆるDORVという疾患単位を,Lecompeらの”malposition of the great arteries with VSD”というspectrumとして考えてみたい.そうすれば,BVR可否に必要な条件はTOFからTGAまでいずれであっても十分な広さの左室流出路作成とVSD(心室間シャント)閉鎖が可能か否か,という点に集約される.
選択しうる術式を念頭においた上ではあるが(心室内rerouting+肺血流路確保(Yasui手術含む)もしくはArterial switch + VSD closureの2群に大別),3D imagingは従来の2Dと異なり,この修復に不可欠なVSDと大動脈との位置関係,VSD-大動脈routeに対する三尖弁・肺動脈弁の位置関係,同routeに介在する心内構造物の有無,大動脈・肺動脈弁下弁上の形態,房室弁形態及び腱索の付着部位,冠動脈走行などを立体的かつ直感的に表現することが可能である.modalityとして心エコ-, CT, MRI, Rotational angiographyが挙げられ,装置および再構築ソフトウエアの進歩も著しい.ここではLev分類に基づいた代表的なDORV形態を3D imageを含めた術前予測,そして術中所見,術後経過について可能な限り提示したい.