The 57th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 57th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 9 - Jul 11, 2021Nara Prefectural Convention Center
Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
The 57th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 57th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 9 - Jul 11, 2021Nara Prefectural Convention Center

[I-PL]Challenge, Innovation, and Creation for the Future

白石 公(国立循環器病研究センター 教育推進部・小児循環器内科)
会長講演を行うにあたり、私の経験とこれからの展望を紹介し、若い先生に少しでもお役に立てればと思います。1、患者さんが我々の人生を変える:誰しも若い時代に医師人生を変える患者さんに出会う。私は研修時代に担当した乳児が右胸心を伴う内臓錯位で、なぜこのような多彩な病変が一定の法則を持って起きるのか大変不思議に思った。それをきっかけに病理学教室に入り、心臓発生学を勉強した。若い先生には熱意を持って診療に臨み、このような患者さんに早く出会うことで、自らの医師人生のゴールを見定めて欲しい。2、臨床から研究へ:日本の医学部には科学的思考力を養う過程がない。これでは臨床で壁に当たった時、解決できる術がない。若い先生には、基礎であれ臨床であれ、自ら“挑戦”して研究室の門を叩き、ぜひ学位を取得していただきたい。多くの文献を読み、“創造力”を働かせて論文を書く過程は、科学者としての医師の成長に不可欠である。3、研究から臨床へ:研究室で学んだ3D画像処理の技術から3Dプリンターを知り、病理時代からの目標であった、患者の心臓の立体構築を3次元のまま外科医に示したい、という思いを実現させた。研究で得た知識は、臨床現場での“創造”に必ず役に立つ。4、留学のすすめ:できる限り留学に“挑戦”していただきたい。知識の習得に関して留学のメリットは減ったが、現地で培った人脈は帰国後にさらに膨らみ、我々に様々なチャンスを与えてくれる。5、臨床研究のすすめ:小児循環器では観察研究が主体であるが、確固たるエビデンスを得るには、今後は様々な介入研究に”挑戦”して発展させる必要がある。6、患者さんのより良い生活を目指して:医者人生のゴールは患者さんの幸せである。我々はそれぞれの立場で地域の患者さんに寄り添い、診療以外で社会貢献を実践する必要がある。以上の経験と将来展望を語り、次世代の皆さんへのメッセージといしたいと考えます。