The 59th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 59th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 6 - Jul 8, 2023PACIFICO YOKOHAMA North
Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery
The 59th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

The 59th Annual Meeting of Japanese Society of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery

Jul 6 - Jul 8, 2023PACIFICO YOKOHAMA North

[I-PSY1-02]GoreTM Cardioform ASD Occluderの初期成績

富田 英, 藤井 隆成, 喜瀬 広亮, 大山 伸雄, 清水 武, 長岡 孝太, 石井 瑤子, 加藤 真理子, 山岡 大志郎, 宮原 義典, 佐野 俊二(昭和大学病院 小児循環器・成人先天性心疾患センター)
目的 GoreTM Cardioform ASD Occluder (GCA)導入後の当科における二次孔心房中隔欠損(ASD)に対する治療戦略と成績を検討すること。対象と方法当院にGCA が導入された2021年9月から2022年12月の当科におけるASDの治療法、GCAの留置が試みられた23例における、欠損孔径、リム欠損などの形態的特徴、用いたGCAのサイズ、成績、遠隔期のFrame Fractureなどについて診療録から後方視的に検討。結果 1.同時期に治療を行ったASDは31例で、2例で外科治療、29例で経皮的ASD閉鎖を行った。29例中23例ではGCAによる閉鎖を試みた。2.GCA留置を試みた23例中22例で留置に成功。7例ではGCA以外を留置し、経皮的ASD閉鎖術の成功率は100%、GCAの留置成功率は95.7% 3.GCA以外を選択した理由は、教育的手技3,術者の選択2,乳児症例およびGCAからの変更、各1例。4.GCAの留置を試みた23例の詳細。①年齢と体重;6-80(中央値19)歳、14-79(49)kg, ②欠損孔径5.0-27.3 (14)mm、バルーンサイジング径9-27(17)mm, ③形態的特徴;リム欠損16例、Septal Malalignment 3例、Multiple ASD 3例、④GCA径;27, 4例 32, 6例 37, 10例 44, 2例 48, 1例。5例ではOversize。⑤広範な大動脈-上方リム欠損で、Septal Malalignmentをともない最大径27.3mmの1例では留置を断念し、Figulla Flex IIに変更。⑥Multiple ASD 3例では欠損孔間距離が10mm前後の例、2個の副欠損例では1個のGCAで閉鎖、5個の副欠損例では2個のGCAで閉鎖。⑥脱落 心侵食 持続する不整脈など閉鎖栓に関連する有害事象なし。⑦留置後1か月以上経過観察した20例中4例でFrame Fractureを認めたが、有意のイベントはなし。考察と結語乳児例、広範なリム欠損をともなう大きなASDでは限界があるが、20mm前後までのASDに対するGCAの留置成績は良好で、リム欠損、Septal Malalignment、Multiple ASDなどに優位性が期待される。