The 73rd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

The 73rd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

Aug 30 - Dec 1, 2023Doshisha University
The Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences
The 73rd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

The 73rd Conference of the Japan Society of Physical Education, Health and Sports Sciences

Aug 30 - Dec 1, 2023Doshisha University

[本部企画-S2-4]Issues Viewed from the Community and Specific Solutions

*Masahiko Matsuda1(1. Hirano Senior High School Attached to Osaka Kyoiku University)
<演者略歴>
大阪教育大学附属高等学校平野校舎 保健体育科 教諭
スクール・コミュニティクラブひらの倶楽部 会長
NPO法人しまもとバンブークラブ 理事
地域・学校から見た「運動部活動の地域移行」の課題として以下が考えられる。
・子供たちのスポーツライフの矮小化
すべての部活動を地域で請け負うことができるのか。休日だけでなく、平日の移行も視野に入れた仕組み作り
が必要である。
・運動部活動の質的改革がどこまでできるのか
  複数の活動ができる環境やチャンピオンシップスポーツとマス〈大衆〉スポーツの融合など、運動部活動を質
的に改革することが地域移行の前提である。
・ゴールイメージのばらつき(地域移行の評価軸の不在)
「運動部活動の地域移行」を単なる部活動のアウトソーシングをとらえるのか、学校や地域改革のきっかけと
してとらえるのかで、新しい仕組みのミッションやビジョンが違ってくる。単なるアウトソーシングであれ
ば、部活動が塾化することとなり活動に参加できない生徒が出てくる可能性がある。

これらの課題は、学校か地域かという二項対立的視点から生まれている。それゆえ、それらを解決するには、学校と地域を分断しない仕組みの構築が必要である。当日は、これらの課題とともに、学校内部に受け皿団体を設立した本校の取組(スクール・コミュニティクラブひらの倶楽部)について紹介する。