MMIJ Annual Meeting 2014

MMIJ Annual Meeting 2014

Mar 26 - Mar 28, 2014Institute of Industrial Science, The University of Tokyo
MMIJ Annual Meeting
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Mar 26 - Mar 28, 2014Institute of Industrial Science, The University of Tokyo

[12-06]Microbubble flotation of ultrafinely divided sulfide mineral

日下 英史1、濱口 祐士朗1、陳 友晴1、楠田 啓1、馬渕 守1(1. 京都大学)
司会:広吉 直樹(北海道大学)
低品位で微細化・複雑化した硫化鉱から有用鉱物を効率良く分離するためには、単体分離のためお微粉砕が必須となる。資源有効利用の観点からこの微粒硫化鉱の分離技術を確立することは意義が深いと思われる。本研究では微粉砕した複雑硫化鉱へのマイクロバブル浮選(MBF)の適用可能性を明らかにすることを目的とし、微粒硫化鉱物のMBF浮上挙動について基礎的検討を行った。鉱物試料として、黄銅鉱、方鉛鉱、閃亜鉛鉱を用いた。各鉱物試料について、-150μm程度に粗粉砕した試料を振動ミルを用いて5μm程度以下に湿式粉砕して実験に供した。実験試薬は、捕収剤としてアミルザンセート(AmX)、起泡剤としてTriton X-100と4-メチル-2-ペンタノール、pH調節剤として硫酸とNaOHを用いた。その結果、中性pH、AmX 無添加でMBF を行った場合、3つの鉱物とも 55 %以上の浮遊率を示した。粗粒鉱物と同様に自然浮遊率の発現が示唆された。また、塩基性条件下でAmXを添加してMBFを行った場合、黄銅鉱と閃亜鉛鉱の浮遊率は顕著に小さくなり、NaOHによる抑制効果が確認された。