[25-15]An Index of Mining Impact on Biodiversity (MiBiDTM) Considering an Influence on Ground Water in the Vicinity of Mine.
〇渡戸 裕子1、柿元 満1、小林 英樹1(1. 株式会社 東芝)
司会:沖部 奈緒子(九州大学)
生物多様性への採掘影響指標MiBiD(TM)は、金属資源の採掘による、鉱山近傍の生物多様性に与える影響を定量的に評価することができる指標である。MiBiD(TM)は鉄、銅、アルミ、亜鉛、鉛の5種の金属を評価対象としており、鉱山の規模と鉱山周辺の生物多様性を反映した鉱山に固有の値である。バックグラウンドデータにはグローバルデータベースを用いており、MiBiD(TM)は世界各地の鉱山に適用が可能であり、異なる地域の鉱山の比較も可能である。MiBiD(TM)は鉱山の規模、鉱山周辺の植生と保護区の有無から決定される値であるが、これまでは、植生等と同様に生物多様性との関わりが大きいと考えられる水への影響については考慮していなかった。本発表では、MiBiD(TM)における鉱山近傍地下水への影響を考慮するために降水量データベースを用いる方法を提案する。
