熊本県では、「未来型エネルギーのトップランナー」を目指し、全国に先駆けて新エネルギーの導入促進と省エネルギーの推進強化などを柱とする新たなエネルギー政策の方向性を示す「熊本県総合エネルギー計画(2012年度~2020年度)」を策定した。熊本県の阿蘇地域には豊かな地熱エネルギーがあり、その活用が期待されている。一方、地熱発電は、温泉が枯渇するなどの懸念があるため、地域の理解が必要不可欠な事業であり、地域・産学官による「熊本県地熱・温泉熱研究会」の設置など、県の地熱エネルギー活用の取組みを紹介する。