[A6-10]定点観測データを用いた汚染物質漏洩情報推定のための数値解析法
森千晶,○大山裕之, 佐藤徹(東京大学大学院新領域創成科学研究科海洋技術環境学専攻)
司会:末包哲也(東京工業大学)
地球温暖化を抑制するため,大気中へのCO2の排出を削減することが世界的に求められており,CO2の回収・貯留(Carbon dioxide Capture and Storage: CCS)は一つの手段として技術の発展が望まれている。しかしながらCCS技術の一つである海底下地中貯留においては設備の亀裂や貯留層からCO2が漏洩した際の生態系への悪影響が懸念されている。したがって、漏洩が起きた際に漏洩箇所を素早く発見することは重要となる。また、漏洩が生じた時間や量の同定も環境に与える影響を評価するために必要となる。本研究では二酸化炭素濃度を観測する検知器のデータから漏洩位置や漏洩時間、漏洩量を推定する手法を開発することをおこなった。
