MMIJ 2014,Kumamoto

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Sep 15 - Sep 17, 2014Kumamoto University
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2014,Kumamoto

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Sep 15 - Sep 17, 2014Kumamoto University

[A6-7]閉山炭鉱払い跡の二酸化炭素貯留の可能性について

大賀光太郎(北海道大学大学院)
司会:大山裕之(東京大学)
我が国のエネルギー基本計画によると、原子力発電はベースロード電源とし、原発依存度については、省エネルギー・再生可能エネルギーの導入や火力発電所の効率化などにより、可能な限り低減させることになっている。そこで、我が国にとって、二酸化炭素回収固定技術の開発は非常に重要なものとなっている。二酸化炭素の貯留層として、枯渇油田、ガス田、炭層、帯水層等が考えられており、現在、我が国では帯水層貯留の試験が苫小牧で行われている。また、炭層への固定化試験についても平成14~17年まで夕張で行われたが、浸透率が低いことから、大規模な二酸化炭素固定層としては不向きで、コールベットメタン回収と二酸化炭素固定を組み合わせたECBMとしては有効であることが示された。今回はこれまで石炭を採掘してきた地下の空洞への二酸化炭素の固定の可能性について報告する。