MMIJ Annual Meeting 2015

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Mar 27 - Mar 29, 2015Chiba Institute of Technology
MMIJ Annual Meeting
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Mar 27 - Mar 29, 2015Chiba Institute of Technology

[1103]Influence of crystal property on photodecomposition activity of TiO2 crystal prepared by sol-gel method

服部沢雄1, 齊藤敬高1, 中島邦彦1, 日野隆博2(1.九州大学大学院, 2.TOTO株式会社)
司会: 月橋文孝 (東京大学)
光触媒材料は防汚,殺菌などのセルフクリーニング効果を持ち,なおかつ無害であることから防汚,大気浄化などの環境浄化材として注目されている.光触媒材料として最も一般的に用いられるTiO2のアナターゼ相は高温で光分解活性の低いルチル相へと相転移してしまうことが一般的に知られている.TiO­­2結晶による光分解活性は上記の結晶相の違いに加え,比表面積や結晶性などの多くの要因によって影響を受けるため,その詳細な制御法を確立することができれば,より高い分解活性を示す光触媒材料の開発に繋がることが期待される.前報ではゾルゲル法を用いてTiO2-ZrO2系の光触媒結晶を作製し,ZrO2添加量および酸素分圧がアナターゼの単相領域に与える熱力学的影響を系統的に整理した.本報では前報において作製したアナターゼ単相試料の光分解活性を調査し,その結晶性との比較を行った.