MMIJ 2015,Matsuyama

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Sep 8 - Sep 10, 2015Ehime University
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2015,Matsuyama

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Sep 8 - Sep 10, 2015Ehime University

[1410]Possibility of Coal Bed Methane (CBM) development for local energy supply

出口剛太1, 大賀光太郎1(1.NPO法人地下資源イノベーションネットワーク)
司会:松本裕之(釧路コールマイン)
石炭層に含まれるメタンガスを一般に炭層メタン(CBM)と呼んでいるが、CBM開発と言う場合には、石炭を採掘することなく、地表からのボーリングにより、メタンガスだけを生産することを意味する。CBMは通常その大部分がメタンガスであり、天然ガスと同じように燃焼に伴うCO2や窒素酸化物、硫黄酸化物などの排出が少ないクリーンなエネルギーである。北海道に残されているおよそ100億トンともいわれる石炭資源中には、多くのCBMが賦存していることが幾つかの調査で明らかになっている。中でも石狩炭田に属する夕張地区はCBM開発の有望地域と判定されている。夕張市は、この未利用地域資源であるCBMを地域再生エネルギーとして活用して行くことを市の活性化計画に盛り込み、国の地域活性化モデルに選ばれている。ここでは、これまでの調査結果やシミュレーションをベースに、地産地消型のクリーンなエネルギー供給・利用システムの一つとして、CBMの利用と二酸化炭素の炭層固定化技術を組み合わせた地域エネルギー利用システムを提案し、その可能性を検討している。