MMIJ 2015,Matsuyama

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Sep 8 - Sep 10, 2015Ehime University
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2015,Matsuyama

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Sep 8 - Sep 10, 2015Ehime University

[1411]Underground Coal Gasification (UCG) Technology for a local energy supply

板倉賢一1, 蘇発強1, 濱中晃弘1(1.室蘭工業大学)
司会:松本裕之(釧路コールマイン)
我が国には,経済的に採掘困難な未利用石炭が,約300億トン(現在の石炭消費量換算で160年分)残されている。しかし,ある調査結果によると,深度を3000mまで下げると約3000億トン,さらに6000mまで下げると5000億トンもの石炭があると言われている。これらの比較的浅い未利用石炭と超深部石炭を資源として回収する方法の一つに,石炭地下ガス化(UCG:Underground Coal Gasification)技術がある。 これまで,浅部の未利用石炭を対象にしたUCG技術の確立に取り組んできた。浅部でのUCGでは,炭層や岩盤の破壊に起因したガス漏洩,地下水汚染,地盤沈下等の問題が未解決になっている。これらの問題を解決し,浅部で効率よく安全にガス化を行うために,破壊音(AE:Acoustic Emission)による岩盤破壊の可視化と注入ガスによる破壊制御技術の確立,その制御のためのUCGシミュレータの開発を進めてきた。 浅部のUCGは,ローカルエネルギー源として活用が期待できる。浅部石炭を対象に開発されたUCG技術は,超深部へも直ちに適用可能と考える。