[1502]Industrial collaboration and human resource training for science leader on Advanced Graduate Program in Global Strategy for Green Asia in Kyushu University
○笹木圭子1(1.九州大学)
司会:沖部奈緒子(九州大学)
博士課程教育リーディングプログラムは、優秀な学生を俯瞰力と独創力を備えグローバルに活躍するリーダーへと導くため、専門分野の枠を超えた5年一貫の学位プログラムを支援する事業である。九州大学の「グリーンアジア国際戦略プログラム」では、グリーン化(省資源・環境保全)と経済成長を両立したアジア(グリーンアジア)の実現に資する、アジア圏から世界に環境・エネルギーイノベーションを発信できる「理工系リーダー」を育成することが狙いである。資源工学, 物質材料科学, システム工学のいずれかの専門を軸として、環境学および社会学・経済学の基礎を複合的に学び、国内外の実践経験を積むことによって、研究力・実践力・俯瞰力・国際力・牽引力を養成する。1ヶ月間国内企業で体験するプラクティススクール、国内外インターンシップ、企業見学にみられるように、通常の理工系学術研究者の育成とは一線を画する本事業では、企業との親密な関係が不可欠である。本プログラムにおいて、企業の果たされている役割を紹介すると共に、日本企業の海外展開においてリーダーに求められる資質とは何か、そのために大学で何をしておくべきかを考えてみたい。
