MMIJ Annual Meeting 2016

MMIJ Annual Meeting 2016

Mar 28 - Mar 30, 2016The University of Tokyo
MMIJ Annual Meeting
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Mar 28 - Mar 30, 2016The University of Tokyo

[1310]Fundamental Study on an In Situ Monitoring of Microorganisms Inhabiting Subsurface

村上源1, 菅井裕一1, 佐々木久郎1(1.九州大学)
司会:沖部奈緒子(九州大学)
微生物を利用した地下資源生産手法や地下環境修復手法を実用的な技術として普及させるためには、地下における目的微生物の棲息状況を精度良く迅速に把握する基盤技術の確立が不可欠である。発表者らはフローサイトメトリーの原理を応用することにより、原位置(坑井内)でリアルタイムに目的微生物の棲息状況を検出する方法を着想し、研究を進めている。フローサイトメトリーにおいては、個々の微生物にレーザー光が照射され、その前方散乱光、側方散乱光ならびに蛍光の強度がそれぞれ得られる。本研究では、これらの光強度のパターンを識別し、目的とする微生物の棲息状況を把握する技術の確立を目的としている。これらのうち本発表においては、地下微生物利用技術に有用な3種類の微生物培養液を蛍光分光光度計分析に供し、各有用微生物の選択的な検出に最適な励起波長および蛍光波長を検討した。その結果、とりわけメタン菌を特異的に検出するために有効な励起光波長を明らかにした。