MMIJ Annual Meeting 2016

MMIJ Annual Meeting 2016

Mar 28 - Mar 30, 2016The University of Tokyo
MMIJ Annual Meeting
MMIJ Annual Meeting 2016

MMIJ Annual Meeting 2016

Mar 28 - Mar 30, 2016The University of Tokyo

[1402]Current situation and future estimate for production and consumption of aggregate.

及川碧瑠1, 鈴木茜2, 大塚尚寛1, 齊藤貢1(1.岩手大学大学院工学研究科, 2.岩手大学工学部)
司会:安達毅(秋田大学)
わが国における骨材需給量は、バブル崩壊とそれに続く構造改革等により、東日本大震災前には最盛期の4割程度にまで減少していた。しかし、東日本大震災からの復旧・復興需要や、国土強靱化、東京オリンピック開催等により、骨材需給量は、現在、全国的にみれば、回復傾向にある。しかし、人口減少社会の到来に伴う内需縮小により、骨材需要は将来的に減少していくことが予想される。また、今後、骨材の需給関係の地域間格差が、大都市部と地方などで大きく進むことが想定される。すなわち、大都市部では骨材需要の減少は進むものの一定の需要は見込めるが、原石資源の枯渇化により、都市部近郊での採石場の操業が困難となる。一方、地方部では原石資源は豊富にあるが、骨材需要の大幅な減少により、骨材生産企業の存続が困難になると想定される。 そこで本研究では、骨材需給量の過去から現在に至る状況を精査し、骨材需給量と人口動態、経済推移、インフラ整備等との関係についての相関性を考察して因子の抽出を試みた。それらの因子を用いて、骨材需給量の将来予測について検討したので、その結果について報告する。