MMIJ 2016,Morioka

MMIJ 2016,Morioka

Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2016,Morioka

MMIJ 2016,Morioka

Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University

[1115]Analysis of rock slope deformation induced by mining and back filling in Ikura limestone quarry

児玉淳一1, 山田高史1, 福田大祐1, 岡田良寛2, 池上三四郎2, 渡邊脩斗2(1.北海道大学, 2.日鉄鉱業株式会社)
司会: 金子勝比古(幌延地圏環境研究所)
井倉鉱山における足見切羽の北側の残壁では,1992年より多段階伸縮計による変形計測が実施されてきており,残壁は水平方向に収縮することが明らかにされてきている。この収縮変形を解釈するために,広域的な3次元モデルを用いた弾性解析や粘弾性解析が実施されてきているが,長期間にわたり継続する変形の原因を完全に解明するには至っていない。足見切羽では,2006年から埋め戻しが行われてきているが,埋め戻しに伴う残壁の挙動の分析は上述した長期的な変形挙動の原因の解明につながると期待できる。埋め戻しにより残壁の一部は水平方向に伸長変形を示すことが報告されているが,変形挙動の分析は十分とはいえず,埋め戻しに伴う残壁の変形挙動の特徴を把握できていない。本稿では井倉鉱山で実施されている24年間にわたる長期変形計測の結果を精査して,採掘と埋め戻しに伴う残壁の変形挙動の特徴について分析した結果について述べる。