MMIJ 2016,Morioka

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Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2016,Morioka

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Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University

[1207]Development of mixed combution burner for the rotary kiln at Hyuga smelter

森一広, 韓準兌, 遠藤修司, 工藤万雄(株式会社 日向製錬所)
司会: 高井義成(DOWAメタルマイン)
フェロニッケル製錬プロセスとしては、世界的に見てもRK(ロータリーキルン)+EF(電気炉)プロセスが一般的であり、当社もこれを採用している。

中国のステンレス需要が急増し始めた今世紀初頭から、当時低迷していたフェロニッケル需要も増加傾向となり、当社では生産工程のボトルネックであるRK工程の生産性向上が重要な技術課題となった。

鉱石を煆焼するRKの鉱石処理量は、概ね燃料使用量と比例関係にあるが、燃料使用量の増加に伴って鉱石が局部的に加熱されて熔融固化する不具合が生じるようになった。

このような不具合を解消するために、当社では数値シミュレーションによる評価を用いて、バーナー火炎の適正化に取り組んできた。その結果RKのディメンジョンを変更することなく、鉱石処理能力は800kdtから1000kdtまで増処理することが出来た。また混焼バーナーにおける微粉炭混焼率も90%以上の操業を可能とし、燃料コスト削減も図ってきた。

本報告では、混焼バーナー開発を始めとするRK工程の諸改善について報告する。