MMIJ 2016,Morioka

MMIJ 2016,Morioka

Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2016,Morioka

MMIJ 2016,Morioka

Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University

[1210]The operation control and problem of the rotary furnaces in Mitsubishi Materials group.

清谷謙二1, 吉武俊一2, 加藤雅博2(1.三菱マテリアル株式会社 金属事業カンパニー 製錬部, 2.三菱マテリアル株式会社 金属事業カンパニー 製錬部 製錬技術開発センター)
司会: 高須登実男(九州工業大学)
三菱マテリアルグループでは、複数の製錬場所で回転炉を保有しており、それぞれ独自の操業を行っている。直島製錬所貴金属工場では焙焼熔澱炉と分銀炉で回転炉を使用しており、熔澱炉ではスライムから金を分離回収した後の銀滓や貴金属工程で発生する中間生成物の焙焼熔融を行って鉛を除去して銀鈹を回収している。分銀炉ではこの銀鈹をさらに酸化熔融して粗銀とし銀アノードに鋳造して電解に供給している。また、直島製錬所の有価金属リサイクル施設ではシュレッダーダスト等の産業廃棄物や基板等の有価物の可燃分を焼却、熔融するために回転炉を使用している。生野事業所では錫リサイクルにおいて、水分を含有する錫滓の乾燥・焙焼に回転炉を用いている。さらに、細倉金属鉱業㈱では鉛のリサイクル事業を展開しているが、副産工程において、熔鉱ドロスや粗鉛ドロスからの銅除去回収のための錬鈹炉や、鉛電解スライムからのBi、Sb等副産物回収のための還元炉、酸化炉等に回転炉を使用している。これらの回転炉は処理対象物が異なるため、操業温度等の条件や耐火物材質は異なるものの、相互の情報交換を通して操業の最適化を進め、コストダウンを図っている。