MMIJ 2016,Morioka

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Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2016,Morioka

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Sep 13 - Sep 15, 2016Iwate University

[1403]A feasibility study on the introduction of a collection network for waste PV modules

白鳥寿一1,2, 石塚隆記1(1.イー・アンド・イー ソリューションズ株式会社, 2.東北大学)
司会: 駒井武(東北大学)
太陽光発電(PV: Photovoltaic)パネルは半導体を内蔵し、その半導体の特性を利用して、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する装置であり、用いられる半導体の種類により、「シリコン系」と「化合物系」に大別される。市場シェアの大半を占めるシリコン系のPVパネルであれば、異なるメーカーのものでも概ね同じ素材で構成されているため、一定の量を確保できれば、素材のリサイクルの効率化を図ることができる。

我が国では、2012年7月の再生可能エネルギーの固定価格買取制度開始後、PVパネルの導入が急速に加速された。今後は、これまでに導入されたPVパネルが廃棄物として排出されることが予想されている。EUでは、PVパネルの導入に追従する形で、制度及び実態の両面で、廃PVパネルの管理がなされてきているが、我が国はまだそうなっていない。本講演ではEUとの比較を通して我が国の課題を概観するとともに、2015年度に我が国で行われた廃PVパネルを対象とした広域収集網の導入試験を事例として取り上げ、今後の展望を議論する。