MMIJ Annual Meeting 2017

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Mar 27 - Mar 29, 2017Chiba Institute of Technology
MMIJ Annual Meeting
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Mar 27 - Mar 29, 2017Chiba Institute of Technology

[1410-14-01]The difference in economic growth between resources-rich countries and non-resources countries, and their governance

Shokichi Sakata1, Kei Yoshizawa2(1. Hokkaido University, 2. JICA)
司会: 村上進亮(東京大学)

Keywords:

Africa,Resources-rich countries,Non-resources countries,GDP growth rate,Governance

アフリカでは、近年、資源価格の下落により、経済成長率が下がっていると言われている。しかしながら、IMFの報告書[1]によると、経済成長率は、アフリカのすべての国で下がっているわけではなく、資源保有国と非資源保有国との間で二極化し、資源保有国では下落が大きく、非資源保有国ではある程度経済成長率を保っているとされる。その要因としては、資源保有国では資源価格の下落による悪影響を直接受け、非資源保有国も資源保有国の景気後退の影響を被るものの、安価に資源を輸入できるというような好影響も受けていることが挙げられる。
しかし、それだけではなく、非資源保有国では農業や製造業の育成、質の高いインフラ整備等が行われて来ているが、資源保有国では資源に強く依存する経済及びインフラの未整備等の問題が見られる。本講演では、アフリカにおける資源保有国と非資源保有国の経済成長率の違いを示し、その上で、両者のガバナンスについて検討する。


[1] Regional Economic Outlook Sub-Saharan Africa Oct-2016, https://www.imf.org/external/pubs/ft/reo/2016/afr/eng/pdf/sreo1016.pdf