[1415-23-05]Shear wave reflection survey using towed marine vibratory seismic source
○Hiroaki Ozasa1,3, Eiichi Asakawa2, Fumitoshi Murakami2, Ehsan Jamali Hondori2, Junnichi Takekawa1, Hitoshi Mikada1(1. Kyoto University, 2. JGI Corporation, 3. IHI Corporation)
司会: 荒牧憲隆(北海道科学技術総合振興センター)
Keywords:
Seismic Survey,Offshore,Marine Vibrator,Shear Wave
地下のせん断波速度情報は,地下構造の物性および応力分布を推定するために重要な情報となり得る。しかし,水中ではせん断波が発生しないため,海洋物理探査の分野においてはせん断波を用いた物理探査の実施は極めて困難であると考えられてきた。これまで海底下でのせん断波による物理探査の実現のために,いくつかの海底設置型の震源が考案されてきたが,いずれも海底への震源の設置および運用に多大な費用と労力を必要とするために,海底下せん断波探査は実現に至っていない。
本研究では海底下におけるせん断波を用いた物理探査を可能とするため,実証試験および数値シミュレーションを用いた検討を行った。
実証試験では,油圧駆動型の曳航式低周波震源および海底設置型3成分地震計を用い、新潟県粟島沖の海域で地震探査実証試験を行った。地震計で取得された水平加速度の記録に対し双極化処理を行うことによって,仮想的なダイポール震源を生成し,せん断波成分の強調を試みた。
実証試験の結果,せん断波成分の強調が認められたため,数値シミュレーションによる確認を行い本手法による海底下せん断波探査の実現について検証を行った結果,本手法の有効性が確認された。
本研究では海底下におけるせん断波を用いた物理探査を可能とするため,実証試験および数値シミュレーションを用いた検討を行った。
実証試験では,油圧駆動型の曳航式低周波震源および海底設置型3成分地震計を用い、新潟県粟島沖の海域で地震探査実証試験を行った。地震計で取得された水平加速度の記録に対し双極化処理を行うことによって,仮想的なダイポール震源を生成し,せん断波成分の強調を試みた。
実証試験の結果,せん断波成分の強調が認められたため,数値シミュレーションによる確認を行い本手法による海底下せん断波探査の実現について検証を行った結果,本手法の有効性が確認された。
