第17回日本薬局学会学術総会

第17回日本薬局学会学術総会

Oct 8 - Oct 9, 2023名古屋国際会議場
日本薬局学会学術総会
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Oct 8 - Oct 9, 2023名古屋国際会議場

[P-143-B]医薬品情報WEBプラットフォームFINDATを活用したエビデンスに基づくトレーシングレポート等情報提供の事例報告

杉崎 勝義, 上田 彩, 水口 麻実, 井原 香名子, 増原 慶壮(日本調剤(株)FINDAT事業部)
【目的】
2015年厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」により、薬剤師による対人業務の重要性が明確に示された。また地域包括ケアシステムの担い手として多職種連携における薬の専門家としての薬剤師の質の高い情報提供が求められている。質の高い情報提供にはそのエビデンスを付加することが重要とされる。そこで今回、医薬品情報WEBプラットフォームFINDATを活用しエビデンスに基づく情報提供を試みたのでその事例を報告する。
【結果】
・症例1 小児科 10代女性  アレルギー症状のためオロパタジン、併用薬としてアリピプラゾールとメラトニンを服用中の患者より眠気について相談を受けた。小児でも服用でき、かつ眠気が少なく安全性の高い薬剤をFINDATの薬効群比較レビューにより調査しトレーシングレポートを作成し具体的な処方変更を提案した。
・症例2 呼吸器外科 70代男性  心不全の憎悪傾向を他院より指摘を受けたがん性疼痛コントロール中の患者よりセレコキシブの継続服用に関して相談を受けた。心血管イベントリスクの低い薬剤をFINDATの薬効群比較レビュー安全性に関する特記事項を調査しトレーシングレポートを作成し具体的な処方変更を提案した。
・その他数例の症例報告。
【考察】
以上のように、FINDATを用いてエビデンスに基づいた情報提供を行うことができた。情報は個々の能力に頼るのではなく、薬剤師誰しもが根拠に基づいて提供することが必要である。しかしながら日常的に忙しい状況にある薬局現場では情報収集に充てられる時間は限られている。そこで日頃から情報を整理し、すぐに必要な情報にアクセスできる体制の構築が、今後の薬局の質的向上に重要であると考える。