[1A11]高空間線量率環境下における創傷部プルトニウム検出法の検討
*吉井 裕1、伊豆本 幸恵1,2、松山 嗣史1,3、福津 久美子1、濱野 毅1、酒井 康弘3、栗原 治1、藤林 康久1(1.国立研究開発法人 放射線医学総合研究所、2.千葉大学、3.東邦大学)
キーワード:
プルトニウム、蛍光X線、特性X線
創傷部プルトニウム汚染事故において、α線が血液で遮蔽されて
検出が難しい場合はGe半導体検出器による特性X線測定が選択される。
しかし、Ge半導体検出器は高空間線量率下では同時に入射した
γ線のコンプトン散乱線の影響でX線領域におけるバックグラウンドが
上昇して特性X線の測定が困難となる。これに対し、蛍光X線分析に
用いられるSDDは非常に薄く、γ線の影響をほとんど受けない。
そこで、Cs-137線源によって意図的に高線量率環境を再現し、
その中でプルトニウムから放出される特性X線の測定とプルトニウムの
蛍光X線測定を行い、これを比較した。
検出が難しい場合はGe半導体検出器による特性X線測定が選択される。
しかし、Ge半導体検出器は高空間線量率下では同時に入射した
γ線のコンプトン散乱線の影響でX線領域におけるバックグラウンドが
上昇して特性X線の測定が困難となる。これに対し、蛍光X線分析に
用いられるSDDは非常に薄く、γ線の影響をほとんど受けない。
そこで、Cs-137線源によって意図的に高線量率環境を再現し、
その中でプルトニウムから放出される特性X線の測定とプルトニウムの
蛍光X線測定を行い、これを比較した。
