2016年春の年会

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2016年3月26日〜3月28日東北大学 川内キャンパス
日本原子力学会
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2016年3月26日〜3月28日東北大学 川内キャンパス

[1A13]アルミナのモリブデン吸着・溶離特性への影響

*鈴木 善貴1、石田 卓也1、鈴木 祐未1、西方 香緒里1、土谷 邦彦1、松倉 実2、黒崎 文雄2(1.原子力機構、2.ユニオン昭和(株))

キーワード:

放射化法、Mo-99/Tc-99mジェネレータ、アルミナ、Mo吸着、Mo溶離

診断用医薬品テクネチウム-99m(99mTc)の原料であるモリブデン-99(99Mo)を放射化法((n,γ)法)により製造するための技術開発を行っている。この方法は、核分裂法((n,f)法)による99Mo製造に比べ、99Moの比放射能が低く、得られる99mTc溶液の放射能濃度が低いことから、99Mo/99mTcジェネレータに使用される吸着剤の吸着・溶離特性を向上する必要がある。本研究では、異なる活性アルミナに着目し、Mo吸着・溶離特性への影響を調べた。その結果、異なる活性アルミナの結晶構造や比表面積の違いにより、Mo吸着量に大きな差異が見られた。一方、生理食塩水でMo溶離量を調べた結果、約0.004%であった。