[1A14]糖転移ルチンを利用した新しい放射線防護剤の開発
*相澤 恭1、井上 泰助2、砂田 成章2、加藤 宝光3、上坂 充2,1(1.東京大学大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻、2.東京大学大学院工学系研究科 原子力国際専攻、3.コロラド州立大学 環境・放射線医学健康科学科)
キーワード:
放射線防護剤、糖転移フラボノイド、可溶化効果、フラボノイド・ナノ構造体
糖転移ルチンは、水溶性に優れたフラボノイドであり、放射線防護効果が確認されている。しかしながら、細胞への取り込み効率が悪いため、高濃度での投与が必要となる。そこで、本研究では、この課題を解決するため、糖転移ルチンの可溶化効果を利用した新しいフラボノイドナノ構造体を作製し、細胞試験を用いたアスコルビン酸との比較試験を行い、その有用性の検証を行った。
