[1B01]極限荷重に対する原子炉構造物の破損メカニズム解明と破局的破壊防止策(12)深層防護1層~3層(設計)とは異なる第4層以降のための構造強度研究
*笠原 直人1、佐藤 拓哉1、中村 いずみ2、町田 秀夫3、金 伝栄4(1.東京大学大学院、2.防災科学技術研究所、3.株式会社テプコシステムズ、4.伊藤忠テクノソリューションズ)
キーワード:
深層防護、影響緩和、リスク評価、構造強度、最適評価
福島原子力発電所事故の教訓として、深層防護の「異常発生の防止(第1層から第3層)」に加えて「異常状態の緩和(第4層)」への重点的な取り組みが要求されている。事故が起こることを前提とした第4層の目的は、何が危険かを知りそれを避けるため、持てる資源を最も有効に活用する方策を立てることである。そこで必要とされるリスク評価のための構造強度研究として、壊れる場所、順番、破損モードの特定と各破損モードに対する最適強度評価が求められる。
