[1A03]福島周辺県における短半減期核種起因の外部被ばく線量の評価
*宮武 裕和1、義澤 宣明1、河合 理城1、平川 幸子1、滝澤 真理1、村上 佳菜1、佐藤 理1、高木 俊治1、鈴木 元2(1. (株)三菱総合研究所、2. 国際医療福祉大学クリニック)
キーワード:
空間線量率、外部被ばく線量、線量評価、短半減期核種、福島周辺県
これまで、走行サーベイ(JAEA)の測定結果をもとに、福島周辺県における空間線量率の経時的変化の分析を行い、外部被ばくによる線量評価を行ってきた。走行サーベイは事故後3か月以降に実施されてきたため、測定結果には短半減期核種の寄与は含まれず、主たる寄与はCs-134及びCs-137によるものである。そこで本研究では、空間線量率の経時的変化を遡りCs-134及びCs-137による初期空間線量率を算出し、Cs-137に対する短半減期核種の沈着比等を用いて、外部被ばく線量に対する短半減期核種の寄与を評価した。評価にあたっては、複数の沈着比を用い、使用する沈着比の違いによる評価結果への影響も検討した。
