[2B11]福島第一原子力発電所の事故に伴う水処理二次廃棄物の性状調査(7) 除染装置スラッジの放射化学分析
*比内 浩1,2、佐藤 大輔1,2、明道 栄人1,2、駒 義和1,2、柴田 淳広1,2、野村 和則1,2(1. 日本原子力研究開発機構、2. 国際廃炉研究開発機構)
キーワード:
除染装置スラッジ、水処理二次廃棄物、放射化学分析、福島第一原子力発電所
福島第一原子力発電所において、放射性汚染水中の主にCsやSrの除去を目的としてセシウム吸着装置の後段として除染装置が配置、運転された。当該設備は運転を停止しているものの、この処理により発生した除染装置スラッジが保管されている。このスラッジの処理処分方法を検討するため、その中に含まれる放射性核種の種類と放射能濃度を詳細に把握することが必要となる。今回、除染装置スラッジについて、実試料を採取し、前処理方法を検討・確立した上で、放射化学分析により性状を調べた。この結果を報告する。
