2019年春の年会

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2019年3月20日〜3月22日茨城大学水戸キャンパス
日本原子力学会
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[2B13]亜臨界水環境における汚染土壌からのCs脱離反応速度解析

*福田 達弥1、高橋 亮1、殷 祥標1、稲葉 優介1、針貝 美樹1、中瀬 正彦1、竹下 健二1(1. 東京工業大学 先導原子力研究所)

キーワード:

除染、反応速度解析、粘土鉱物

土壌に含まれる粘土鉱物の層間に安定的に吸着されたCsは、亜臨界水環境では多価の金属イオンと容易にイオン交換をする。亜臨界水中は高温・高圧・高イオン積・低誘電率な環境となっているが、実際にどのようなメカニズムでCs脱離が促進されているか明らかになっていない。
本研究では、Cs脱離が①層構造端部のイオン交換②層間の拡散現象の2段階の現象で起きている反応と仮定し、常温から250℃までの温度域でCs脱離の反応速度解析を実施した。特に②層間の拡散現象に係る熱力学的パラメータを取得することにより、亜臨界水環境における脱離メカニズムを推察した。