[1A10]14CO2汚染コンクリートの減容化(3) コンクリートガラ加熱時の14CO2揮発量
*木下 哲一1、中島 均1、齋藤 亮1、竹下 隼人1、﨑田 晃基1、鳥居 和敬1、佐々木 勇気1、半沢 守1、坂口 綾2(1. 清水建設、2. 筑波大)
キーワード:
汚染コンクリート、14CO2揮発、熱分解、セメントペースト
原子力発電所では長期間の運転中に発生した14CO2がコンクリートに吸収され、廃止措置時には莫大な量の14CO2汚染コンクリートが排出される。すりもみにより骨材とモルタル分に分離すれば14CO2はモルタル分に存在しているため減容化が可能である。すりもみ前にコンクリートガラを加熱すれば、ガラの強度が低下するため、すりもみ効率が向上する。その一方で、加熱中の14CO2の揮発による放射線安全管理上の問題が懸念される。本研究では、14CO2を吸収させたセメントペーストを300-700度で加熱し、各温度での14CO2揮発速度を得た。すりもみ前の加熱工程における14CO2揮発量について報告する。
