2024年春の年会

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2024年3月26日〜3月28日近畿大学東大阪キャンパス
日本原子力学会
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2024年3月26日〜3月28日近畿大学東大阪キャンパス

[1A12]高パワー密度、高速CWレーザ照射によるコンクリート表面の除去加工

*石原 哲1、長峰 春夫1、佐藤 良祐2(1. 大成建設、2. 東洋ユニオン)

キーワード:

除染、ファイバレーザ、コンクリート、表面除去、パワー密度、レーザパラメータ、加工方法

原子力施設廃止措置へのレーザ技術の適用が進められている。大成建設では1995年頃にコンクリート表層はく離技術を開発し、JAEAの再処理特研で0.5kWCO2レーザによる汚染コンクリート除染実証試験を行った。その後、現場適用性の高い高出力ファイバレーザが発展し、弊社においても東京電力1Fの汚染水タンクレーザ除染の施工実績等に繋がっている。また、この間に継続して国内外の研究機関でレーザコンクリート加工の研究成果が報告されている。本研究ではこれらの最新技術と知見に基づくレーザコンクリート除染技術開発を目的として、2.0kWファイバレーザ、ガルバノスキャナによる高速CW(連続波)照射でコンクリート表面の除去加工試験を行った。既往研究事例とは異なる高パワー密度、低エネルギー密度の照射によって、表面のガラス化を抑制可能で除去効率の良いレーザパラメータと加工方法を検証し、レーザ加工原理を考察した。