2024年春の年会

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2024年3月26日〜3月28日近畿大学東大阪キャンパス
日本原子力学会
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[1A13]高出力密度・高速掃引レーザー除染技術の開発(1) 実験による金属表面剥離評価

*小菅 淳1(1. JAEA)

キーワード:

ファイバーレーザー、高出力密度、レーザー除染、除染メカニズム、高速掃引

運転期間を終えた原子炉の廃止措置において大量の放射性廃棄物が発生する。原子炉配管などの金属部品を効率的に除染を行うことにより、廃棄物の量を減らし、保管コストを大幅に下げる事が可能となる。レーザーを用いる除染は、非接触で、遠隔操作が可能であり二次廃棄物の発生を大幅に抑制することができる。我々は、主に金属を対象として、高パワーの連続波ファイバーレーザーを小さいスポット径に集光し、高出力密度で高速掃引することにより瞬時的な蒸発を用いたレーザー除染技術の開発を行っており、実験的評価と解析的評価を行っている。本発表では、様々なレーザー照射条件で試料にレーザーを照射し、金属剥離の表面観察とともに断面測定により溶融深さの観察を行った。また、試料表面に模擬除染材として蛍光塗料を塗布し、蛍光スペクトル強度を測定することにより模擬的な除染試験を行い、レーザー照射条件による除去量の変化を調べた。