2024年春の年会

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2024年3月26日〜3月28日近畿大学東大阪キャンパス
日本原子力学会
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[1B03]ガラス固化体の初期溶解に対するバナジウム,ジルコニウム,廃棄物成分の影響

*菅原 透1、永田 峰奈子1(1. 秋田大学大学院)

キーワード:

ガラス固化体、ホウケイ酸塩ガラス、化学的耐久性

高レベル放射性廃棄物のガラス固化体には高い化学的耐久性が求められる.本研究ではガラスが水に溶解する際の初期溶解速度について,日本で使用が検討されているSiO2-B2O3-Al2O3-ZnO-CaO-Na2O-Li2O系のガラスの基本組成と添加成分(V, Zr, Waste)の影響を調査した.バナジウムと廃棄物成分の複合添加により,ガラス成分の浸出速度が顕著に大きくなることを明らかにした.また,廃棄物成分を含まない時,ジルコニウムは最初期の溶解を遅らせるが,その後のStage2への移行が遅くなることがわかった.