2022年度全国大会(第57回論文発表会)

2022年度全国大会(第57回論文発表会)

2022年12月2日〜12月4日宇都宮大学(陽東キャンパス)・県内施設・オンライン
全国大会(論文発表会)
2022年度全国大会(第57回論文発表会)

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2022年12月2日〜12月4日宇都宮大学(陽東キャンパス)・県内施設・オンライン

[23]決済方式の違いに着目した容量制約付きMaaSの効率性分析

○松村 健太1、大山 雄己1(1. 芝浦工業大学)

キーワード:

MaaS、マルチモーダル時空間ネットワーク、逐次経路選択モデル、サブスクリプション型、経路予約型

本研究では容量制約を持つ交通手段が存在するMaaSのサービス効率性を分析するための枠組みとして,決済方式の違いに着目したシミュレーション手法を提案する.サブスクリプション型MaaSは先着順で利用者が決定される一方,経路予約型では利用の度に予約決済が行われ,予約順に利用権が与えられる.結果として,こうした決済方式の違いが利用者の満足度分布に大きな影響を与え,サブスクリプション型の不確実な利用可能性がサービスの効率性を低下させることが示された.また,経路予約型ではダイナミックプライシングの導入により,さらに効率性を高められる可能性を示した.