2023年度全国大会(第58回論文発表会)

2023年度全国大会(第58回論文発表会)

2023年11月10日〜11月12日岩手大学(上田キャンパス)・県内施設 及び 一部オンライン
全国大会(論文発表会)
2023年度全国大会(第58回論文発表会)

2023年度全国大会(第58回論文発表会)

2023年11月10日〜11月12日岩手大学(上田キャンパス)・県内施設 及び 一部オンライン

[17]地域属性と個人属性から見た地域愛着及び愛着スタイルに関する研究

○関根 仁美1、角保 智也2、武田 裕之1、加賀 有津子1(1. 大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻、2. 日本たばこ産業株式会社)

キーワード:

地域愛着、愛着スタイル、関係人口、出身地、利便性評価、地域活動

近年まちづくりを円滑に進めるため地域愛着が注目されており、持続願望や定住意向と相関関係があるとされているが、持続的な地域あるいは社会を目指すにあたり、今後人口減少に合わせて地域の生活機能や都市機能を変化させることや、住民に転出後も関係人口として地域との関係を継続してもらう必要がある。以上の背景から本研究では、将来の地域づくりという視点で地域愛着を捉えるため、愛着を感じる理由と将来の地域づくりへの態度について調査を行った。また地域愛着の強弱だけでなく、愛着スタイルによる違いを比較分析した。その結果、出身地であることが愛着を生成する一因であることや、利便性が愛着を強める一因であること、また愛着スタイル理論が住民と地域との関係においても適用できる可能性があること、必ずしも地域愛着の高いグループが将来の地域づくりにとって肯定的な態度を取るとは限らないことを明らかにした。