日本認知心理学会第15回大会

日本認知心理学会第15回大会

2017年6月3日〜6月4日慶應義塾大学 三田キャンパス
日本認知心理学会
日本認知心理学会第15回大会

日本認知心理学会第15回大会

2017年6月3日〜6月4日慶應義塾大学 三田キャンパス

[O4-06]姿勢の乱れは運転の乱れ:シートポジションと向社会的行動の関係

*谷郷 力丸1、永井 聖剛2、西崎 友規子1(1. 京都工芸繊維大学、2. 立命館大学)

キーワード:

身体化された認知、運転行動、共感性

運転行動は,歩行者や他車両とのインタラクションなど社会的な情報処理が必要であり,日常生活において他者に対する共感性が低いドライバは,運転時においても他者/他車両へ配慮する割合が低いことが明らかになっている(西崎ら,2012).本研究では身体化された認知(Embodied Cognition)の概念を用い,運転姿勢を変えることにより,信号のない横断歩道上の走行など社会的な配慮を要する運転場面において,運転行動に変化が見られるか否かドライビングシミュレータを用いた実験によって検討した.また,共感性の個人差が姿勢に及ぼす影響についても検討を加えた.その結果,社会的な行動を要する運転場面のうち,近くに歩行者や他車両が存在する運転場面において,拡張姿勢が収縮姿勢よりも速度が高くなるなど,他者への配慮が低下した運転となることが分かった.しかし,共感性の個人差による差異についてはさらなる検討が必要である.